ひとりごと

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【 Myタップ 】

掲載日 2023-01-24

今まで15年もビリヤードのキューを作っていて、自分好みのマイタップを持つということは全然考えたこともありませんでした。
私がキュー作りを開始してから、国内でタップをお作りになっている方達とはおそらくほとんどどこかでご一緒させて頂いたと思います。
A社もB社もC社もD社も…。
でも私の頭の中に自分のキュー専用ということは少しも浮かんだことがなかったの。

ところが2022年の6月だったと思いますが、関東圏へ遊びに行き、運命の出会いをしてしまいましたね。
最初はそんな話も期待していませんでしたが、紹介されて彼の球撞きを見てピン!と来ました。
彼なら…と夢を見てしまいました。
お尻を見てムラッとではないことははっきり書いておきますよ。

世間では豚皮の積層タップが流行っていますが、私はそれに少し嫌気が来ていたというか飽きてきていました。
自分は牛皮タップで14-1を撞きます。
私の作る天然材のシャフトには積層タップは付いていませんし、付けたいとも思いません。
それなのにみんなは豚の積層を好む…この不思議さ、…そしてつけてははずし、はずして、またはずす…、またまたすぐはずす…。

私は昔から牛皮の単層タップ一辺倒です。
でも牛の一枚皮は当たり外れがあるし即戦力にはなかなかなりません。
タイムラグや手入れの工夫、パンクのリスクなど、若い世代にとってはきっとマイナスイメージの方が強いのであろうと思います。

ひとつ¥2500もするタップとか、¥3000もするチョークとか…
昭和世代の私には理解できないことばかりが起きています。


タップとキューの話をすると、標準装備のタップとしてはやはり1980年代のJoss WestについていたChampionが一番好きでした。
キューの評価はタップがとても大切だと教えてくれたし、ジョイントの大切さも教えてくれました。

その後でSouth WestにTriangleが、GinacueにはMooriが標準装備になりました。
ちなみにSchickのTriangleは私には合いませんでしたね。

私は1990年頃にアメリカのディーラーJohn WrightにJoss Westのタップが欲しいとお願いをして、Crownを10箱程注文しました。
でもいざ取り寄せて使ってみると、硬過ぎて私の手に合いませんでした…。
あとでJWはCrownではなくChampionの赤箱と教わり、勉強になったものです。


さて、これからの自分(ILC・撞楽)の標準タップは牛皮の単層と牛皮の積層。
どちらもカスタムメイドで量産は出来ない代物です。

自分で厚みを作れる人にはスピン量の多い単層をお薦めします。
特に14-1を極めたい、昔のスタイルの美学にこだわる方には自信を持って薦めたい。

オールラウンドに9ボールも10ボールも…、そして重いラシャにもパワーが欲しいという方には是非積層をお試し頂きたいです。
この世に似た物はひとつもないと断言します。
タップの耳が硬いので付けるのには少し苦労しますが、あとはメンテナンスフリーで1年は余裕で愉しめます。
上達するには欠かせないタップであると思っています。



一枚皮(単層)で最高のものがあれば積層は不要だろうと思われるかもしれません。
しかしここが面白いところで、単層にはないモノがこの積層にはあるのです。
牛の積層は接着が難しいのですが、上手に作ってくれた彼には心から感謝しています。