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【 カスタムキュー考1 】

掲載日 2017-01-26

1月22日日曜に池袋のロサでキュー好きの集まりがあった。
ほとんどが関東の愛好家だろうと思うけど、よく集まったネ。
ファンシーサウスやザンボやタッドなどがたくさん!!日本全国でどのくらいになるかな?

自分の作ったキューも何本か飾ってあって、少し気恥ずかしいネ。
キューを作るようになって9年目に突入した訳であるが、会場では面白いご質問をいただいた。

「このキューは作るのにどの位かかるのですか?」

ムムム…シャフトを削って寝かせて…それだけで5年はかかるし…デザインを考えてからずっと暖めても2年以上にはなる。インレイパーツのドルフィンの部分だけで作り上げるのに試行錯誤して1年かかった…答えるのには難しいよネ。

「こういうのを1年に何本作るのですか?」

ウーン…大体20本ぐらいかなぁ…と答えると「あ、じゃあ1本は大体3週間で作れるんだ…」
(イヤ!!違う…けどまぁ言っても仕方ない、わかる訳ないもんネ。3週間だと塗りだけである。)

「キューを作るのに一番難しいのは何ですか?」

ウ〜ン…素材集め?イヤ、カッティングかな?イヤ待て、デザインではないし…塗りか?イヤイヤイヤ…シャフトかも…と考えているうちに相手は居なくなってしまった…
あれ?どの人だったっけ?
きっと彼は、Luckyは半分ボケていると思ったんだろうな…当たってるけどさ。
こんな質問は実は自分もずっとキューメーカー達にいつも聞いていたことだから皆の気持ちはよくわかる。
キュー作りにおいて、というか多分どんな物作りにおいてもきっと同じことだと思うけど、どのステップも簡単に終わらせると簡単だし、こだわって深くつきつめる程難しい。
わかりやすく素材の話を例えにすると、メープルだってスネークウッドだって、どんなグレードでもよければ誰でも買える。でも私は、自分の頭にしっかりと欲しい物がイメージできているのでそれを探し歩く。
スネークは濃い茶色にしっかりとした杢目が入っているものだね。それも6剣ならば全部同じようなもの。
良いスネーク材は、一本の丸太からさっぱり取れない時もあるし、気に入ったクラスのものを手に入れるには大変な労力とお金と時間のコストが必要だ。きっとみんなには信じられない程だヨ。
作り手側としては、できればそれを理解できる人に持って貰いたいなとなる訳です。まぁ完全な自己満足なのだけどネ。

ふと思い返せば、2012年の冬にキューができあがって…自分では上手にできたと思ったのヨ。GeorgeやGusのシャフトを触れてみて結構歪んでるのも知ったし、比べてみて自分もこれくらいなら…なんて思った。
でも、今その時に作ったものを出してみると、我ながらよくこんなシャフトを恥ずかしくもなく売ろうと思ったネ。
自分の周りの人達だけに買って貰って良かった。デザインだって今と比べてとってもシンプル!!
でも自分には何物にも代えがたい大切な1本である、シンプルでもたくさんの想い出が詰まっている。
この4年で随分見る目も変わった。
少しずつ覚えて今のレベルになったのよ。
全て手作り、全て手探り。