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【 タップ開発についての学び 】

掲載日 2022-09-01

以前にも書いたが、私の好物は寿司である。
中でもマグロは大好きなネタ、本マグロの天然ものと養殖の違いぐらいは食べればわかる。後味が全然違うよ。
でも、マグロは1回も釣ったこともないし、海釣り自体60年も前にした記憶が少々あるぐらいなもんだ。
マグロについては何がノーテンで…、どこがどうで…、熟成がどうで…、なんて何も知らない。
だからマグロについては語るべからず…かな?どう思う?
マグロの旨味は脂という方が多いけど、私は口に含んだ時の血の匂い、酸味だと信じている。大切なのは温度だよネ。


ここからが今日の本題。

正直に言うと、私はタップについてもまるで何もわかってはいない。
だから語る資格などない、というのはよく理解できる。
だけどもずっと50数年球を撞いてきて、自分が好むものがどんなものか、自分のプレイスタイルに合うのはどういったタイプかは少しだけどわかり始めている…そんなレベルです。
専門家でないから時々間違いもあります。
その時は是非お知らせ頂きたいものです、よろしくです。


私がタップについて少し書き出してみて、ア、これ間違いだ、と感じた最初のこと。
一枚皮のタップを使っていますと、すぐに周りが膨らんじゃうでしょ?それを私は1度か2度削り落としていたわけですが、できれば膨らんだ部分をツバでならして、もう一度押し込む方がタップはきちんと育つそうです。
ペンチと皮でタップをはさむようにして、キュッキュッと締めてならして押し込む…そんな風にした方がタップは育つ。
ということは、少し膨らんだら、ツバ付けて締める…そうです。
Caudronが試合中にもよくやっているあのようなしぐさがタップが育つということだと思います。

まぁ、1回削るのはまだ良いけど、2回も3回も…となると、もう良いタップにはなりにくい、ということなのだと思います。
お伝えするのが遅くて誠に申し訳ありませんm(__)m


もうひとつ、今まで積層が90%とか書いていましたが、割合でいくと99%ではないかと感じています。
今日は水曜の夕方7時です。
今この時間にプレーしている人は、日本国内47都道府県で1県平均しても200人もいないと思う。まぁ多く見て50県で1万人。
豚対牛は70:30でも90:10でも良いけど、これが中国では6500万人プレーしている、しかも豚100%!!
とすると、マーケットとしては99:1以下と思います、グローバルで見るとこうなりますね。



それから、あまり今まで書いたことはないですが、座についてひとこと。
象牙の先角には必ず座が必要です、これはマチガイない。
では、積層タップにはどうでしょうか??
私は角とタップが離れる程感覚が鈍ることを知っているのでつけません。
積層タップは“積層”なので、すでに座がついているようなものです。
でもきちんと座がある方が安心して平面を出せるのというのも事実です。
このあたりはお使いになる方のお好みかなと思いますね。




ここからは雑学的なことになりますが、私の先生に教わったことを少し書いてみようと思います。

昔はタップといえば1枚皮ばかりでした。
たくさんの種類がありましたが、私の頭の中に浮かぶのはどれもフランス製のタップばかりです。
その中で皮には防腐剤・硬化剤が使われているものとそうでないものがあったらしいのです。
先生と話していると、私の好んだタップはなぜかそういう剤が使われていないものが好きだったと知りました。そういった剤が使われている物は私には硬くて合わなかったみたいですね、おそらく。

今回色々とタップのサンプルを作って頂きまして、自分でも撞き込む… イヤ、撞き慣れる程度かと思いますが、一枚皮は私の手にとっても合うタップが出来ました。
最初に出来上がった物で充分満足できたのです…ただひとつ、たて気味に叩くと逆に吹っ飛んでいくというところが自分の記憶と食い違っていたので、まぁこれは記憶をすり替えれば大丈夫!と思っていたら、なんと先生はさらにそれを克服してくれる作品を生み出してくれました。100点!!
これならば2000ピース程在庫しても何も問題はありません、でしょ?

一枚皮はとりあえずこうしてこの2タイプが完成したのです、幸運でしたね。
ひとつは95点のタイプ、もうひとつはもう少しソフトのタイプ。
どちらもよりストロークを使ってポジションを取るタイプです、スグレモノ!!


タップの開発において、これは作者の言葉ですが、
とにかく一枚皮は大変難しい。とても手がかかるし繊細である(らしい)。
最初にそう言われた時には、私はフ〜ン…そうなんだ…ぐらいにしか思えなかったです。
でも日が経つにつれて、彼の言葉の持つ意味が理解できてきました。
【彼】はいつの間にか私の中で【先生】になってきている…現在です。


以前にも書きましたが、現在の世界中のタップ市場では豚の積層が95%かそれとも98%のような状態です。
原皮の価格は豚は牛のおよそ1/10程かと思いますが、製品価格は豚の方がずっと高い… 今もさらに上昇しています、ホントです。

その現状の裏にあることというか、なんというか…、昔、約30年前までは世界中が牛の一枚皮を使っていたのです。
それが今は豚の積層。
昔はネコシャクだったけれど、今はブタシャクというのかしら?

豚の積層がそれだけ優れた製品であるということはもちろん理解できますが、牛の一枚皮でより優れた製品ができなかったということも実はあったのではないでしょうか。
牛の一枚皮ではもうずっと新製品は販売されず、耳にするのは一枚皮の劣化とその理由、歴史的経過ばかりだったのです。
牛皮のマーケットはバッグ、ベルト、靴などに都合の良い鞣し方になっていく、というわけです。

そんなことを知るにつけ、作者の言葉の持つ深〜い意味を徐々に理解してきた今日この頃でした。
「最高の一枚皮のタップを作るのは大変に難しい。」
歴史を振り返るとよ〜く理解できますよ。


ここまでは今回の一枚皮のお話です。
アンダースタン??


この作者に今お願いしているのが、牛の積層の開発です。
最初の打ち合わせで「こちらは大丈夫!!」という言葉をもらって今まで来ていますが、正直に言うと手間取ってますね。

一番の理由はというか、原因は、私が積層になじみがないから。
積層のメリットを十分に理解していなくて、欲求不満気味なのよ。
何しろ、まだ始まったばかりですので、試行錯誤を繰り返さないとダメですね。
できたらこちらは国内用と海外用を作りたいと思っています。
夢は大きく!! だよね。


積層の一番のメリットは、…ウ〜ン、おそらく品質の安定感かと思います。
皆が使っているからという横並びの安心感もありますね。
積層が流行している理由としては、各メーカーさんの努力がもちろん!!
年々改良されていて、今のプレーヤーさん達の中には最初からハイテク、
そして豚の積層しか知らないという方もかなり多いと思います。
牛の一枚タップなんてタダでもらってもいらないという人達がほとんどとも予想できる。
ウチの下の義息子TAKAなどは3枚刃のカミソリなんてタダでもいらない…
(エッ!オイラはホテルに泊まる度にアメニティの2枚刃のカミソリをわざわざ持って帰ってまで愛用しているというのに…)
結局“時代”が違うのか、価値観なのか、はたまた聞く耳を持たないのか…

おっと、積層の流行の流れの話だったね。

ここ10年程で私の中ではっきり感じていることがあります。
それは、テーブルのポケットがタイトになってきていること。
そして、それと並行してテーブルのラシャが速くなっていること。
少しずつ、少しずつ、賞金の高いチャイニーズ8の方向に近づいているのです。

タイトになるとシュートにより精度を求める為に同じ力で撞点を内側にしたゲームの組立てを目指します。
ラシャが速いということは、ボールとタップの接触時間も短くなるということです。
接触時間の長い一枚皮ではショットやストロークにかなり制約を受ける、イヤ、受けやすくなる。…ならば、豚で…、という流れになるわけですね。

中国では強化選手は朝から晩まで練習、練習…
携帯なども練習場に持ち込めないので強制合宿所での練習と時々の試合という日常です。
それに比較すると日本国内でそのように自分を厳しく追い込んで練習しているのはMonster井上選手か陸上の田中選手か…、残念ながらビリヤードでは私は知らない。
本来ならば、海外が豚を使っているならば牛でもっと練習すればよいのに… とは思ってしまう。

まぁ、ジジィが言ってもうるさいだけだな。
今日はもう寝ようとしよう。


あ、でもひとつだけ…

中国ではチャイニーズ8だけでなく、9ボール、10ボールなどのトーナメントももうすでに始まっています。(賞金も高額です)
それもかなりタイトなポケットで…

さて、積層の出番が来るのだろうか!?



では、またネ〜 (^^)/~~~